DUBという名の刺客
2019.04.23
KOGEL

世界初のリア12段変速を導入したSramのMTBコンポーネントXX1 Eagleに引き続き、今年はロードコンポーネントのRED etapも12速化しAXSという名でリリースされました。リア変速12段というところが注目されがちですが、純正クランクセットのスピンドル径にも新規格が導入されているんです。
これまでSramはGXP規格として左右異径のBB(左22mm/右24mm)が適合するスピンドルを採用してきました。これはShimanoの24mm、BB30の30mm、カンパニョーロウルトラトルクの25mmに続き定番規格として流通してきました。
今回Sramがリア12段変速コンポーネントに採用したクランクセットのスピンドル径は上記のどれにも当てはまらない28,99mmという新規格。これは従来のGXP規格の高い耐久性にBB30の高剛性、軽量性を兼ね備えた理想的な規格とのことで、DUBテクノロジーと名付けられました。DUBと言えばレゲエ好きならセレクター御用達の編集済み音源が入ったダブプレートを連想すると思いますが、関係あるんでしょうかね。
話はBBへと移りますが、このDUBという新規格に対応するセラミックベアリングのボトムブラケットの市場流通はまだまだ少ないというのが現状です。その中でもKOGELは他社よりも早くラインナップの充実を図るべく率先して商品開発をおこなってきました。この春からは新たにイタリアンスレッドも加わり、ピナレロユーザーがRED etap AXSを取り入れる際の必須アイテムになること間違いありません。
日本国内ではイタリアンスレッド以外にJIS(BSA)、BB86/92、PF30、BB30の全5種類のフレーム規格に対応するBBを、5月中旬から発売開始します。初回ロットは少数となっていますので、お近くのプロショップにてご確認ください。