NEWS

KOGEL 2019.07.05

アメリカンブランド

自転車文化の中でも特にフリークが多く存在するのがハンドメイドフレームの世界かと思います。アメリカのNAHBS、イギリスのBespoked UKHBSなどはハンドメイドビルダーの作品(購入可能)が脚光を浴びる一大イベントです。日本を代表するハンドメイドビルダーであるCHERUBIMの今野氏はNAHBSで数多くのグランプリを獲得した経歴を持つ偉大なビルダーなのはご存知の方も少なくないと思います。

アメリカでは国内ブランドのパーツで構成するバイクが多く見受けられるのが特徴的です。特にハンドメイドバイク界隈で見られるそれは非常にハイセンスなもので、コーディネートの参考になることが多いと実感します。例えば当記事のトップ画像はアメリカを代表するハンドメイドビルダーのVANILLA WORK SHOPのブランド「SPEEDVAGEN」の1台。鮮やかなライトブルーのクロモリフレームにカンパのポテンザのシルバーにシルバーリム、スキンサイドタイヤを合わせるネオクラシック仕様で、それに加えてリアディレイラーにKOGELのセラミックベアリングプーリーを起用するあたりが見た目だけでなく性能面も考慮したカスタムであることを表しています。


こちらの画像も同じくSPEEDVAGENの一台。パイオニア製パワーメーター付きDura AceクランクにKOGELのPF30仕様のBBがしっかりと装着されています。ハンドメイドフレームはスチールやチタンなどの金属フレームが多く、重量的にはデメリットもありますが素材由来の耐久性や独特の乗り味に定評があるのと、オーダーメイドができるという利点で多くのファンがいます。例えば組み付ける予定のパーツが決まっている場合はその特徴を考慮したフレーム設計もできるということです。スチールフレームだと大体がスレッドタイプの外出しベアリングタイプのBBになりますが、KOGELではアルミの削り出しボディでスチールフレームの弱点となりがちなBB周りの剛性を上げる役割を担います。

あまり外からは見えない地味なパーツと言われるボトムブラケットですが、この部分にまで手が加えられているバイクの性能は推して知るべしと言えるのではと思います。


BRAND

PAGETOP