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永くパフォーマンスを維持するために

2019.07.09

KOGEL

ベアリングは間違った使い方をすると壊れやすいので、快適かつ高性能なライドを永く提供するためにいくつかの知恵をお伝えしたいと思います。ここでの記述はKOGEL製品に限った話ではなく、ベアリングの構造上ケアすべきポイントをまとめていますので、多くの方にご参考いただければと思います。

粗悪な工具での組み付け

信頼できるプロショップで組み付けてもらうようアドバイスします。これは別段、組み付け作業が難しいからではありません。多少の専門スキルと注意力、我慢強さがあれば誰でもできる作業ですが、メカニックの経験が浅いと失敗のリスクは増えます。もし失敗してボールベアリングが潰れると、その結末はゴミ箱の中です。

プロショップに作業をおこなってもらう一番の理由は、メカニックは正確に組み付けてこそベアリングの性能が発揮されることを知っているからです。正確に組み付けるという意味の中にはクランクセットも含まれています。ユーザーの中にはクランクセットの正しい取り付け方を知らない方がかなり多いというのも事実で、間違った取り付け方でBBベアリングを損傷させることも少なくありません。

専用工具は高価で日常的にショップで使用しない限り元が取れないのが普通ですし、間に合わせの工具や安物の工具での作業はベアリングレースを潰す確率が上がってしまいます。しかも、症状は直ちに現れず2ヶ月程度走行負荷を与えて現れるパターンが多いです。ここで、とある動画をご紹介します。

お手製の工具ではまっすぐ正確にベアリングをカップ内に圧入できないだけでなく、BBカップ自体も平行に圧入することができないのがご覧いただけると思います。


高圧洗浄

これは皆避けるべきだと知っていながらやってしまうことがあります。シクロクロスやMTBレースでの洗車エリアが思い浮かぶし、導入しやすい普及価格品も増えて家に備えているという人も少なくないのではないでしょうか。

もし高圧洗浄をおこなうなら、バイクから距離を取って水圧を和らげる、ベアリングのある部位(BB、リアディレーラー、ハブ、ヘッドパーツ等)に直接吹き付けないといった工夫が必要です。

バイクを泥や水に近づけない

水や泥とバイクは一生友達にはなれません。雨天時の走行やオフロード走行後にそのままバイクを物置に突っ込んでシャワーを浴びると、次回乗るときにバイクの調子が悪くてもそれは当然の結果と言えます。洗車はライドの一部であり、高価なバイクを永く愛用するにはこまめなケアが必要です。どんなに疲れていても、その日の汚れはその日のうちに取り除くのが基本と考えましょう。もしコンプレッサーの設備があるなら、洗車後ベアリングの表面についた水滴をエアで飛ばしてあげることで完璧なケアとなりますが、ベアリングシール内部にまで水が侵入することは稀なので、高圧洗浄で直接ベアリング付近に水を吹き付けてしまった際などは使用してみてください。

サインを無視する 

自分自身に正直でいることがバイクを良い状態に保つには一番重要です。雨の日に走ったこと、BBから僅かな異変を察知したことを知っているのは他の誰でもない、あなただけです。健康を維持するために体に耳を傾けることが不可欠であるのと同じく、相棒であるバイクも然りなのでこまめなケアを心がけてもらえればと思います。

異変に早く気付くことができれば、シールとグリスのオーバーホールだけでその性能を新品に近い状態に戻すことも可能です。サインに気づかないフリをすると、次に購入しようとしていたパーツ代わりに新しいBBを買うハメになりかねませんので、普段からバイクとの対話を大事にライドを楽しんでもらえればと思います。

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