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Oversized derailleur cages for gravel bikes

2020.06.23

KOGEL

コロッサスはロードレース、トライアスロン、そしてグラベルと分け隔てることなく作られています。

これまでビッグプーリーはオンロードバイクではよく知られたパーツでしたがグラベルでは見かけたことはなかったと思います。

筆者は数年前のベルギーでのワッフルライドを鮮明に覚えていますが、最初の16kmはウォームアップ区間で舗装路を走り、

そこから脇のトレイル道に急に入っていくコースでした。

トレイルに入って1kmも走らないうちに友人がバイクを抱えて後方へ引き返しているのが見えました。

6万円は下らないブルーのプーリーと砕けたカーボンがチェーンに垂れ下がっていました。

そのビッグプーリーがグラベル走行を好まなかったのは明らかですね。

グラベルバイクはオンロードバイクに比べて重量がありタイヤも太いことからビッグプーリーで受ける恩恵は意味を成さないと異議を唱える方も多くいました。

でも、数時間にもわたるロングライドであれば、数ワットの削減でも後半の脚への負担軽減には大きな違いを生み出すと考えます。

コロッサスがどのようにグラベルライドをサポートし、上手く機能させるには何が必要なのかを検証していきましょう。

Long adventure rides

田舎道のロングライド、そしてバイクキャンプ。一日中サドルにまたがっているとライドの終盤はかなりキツくなってきます。

数ワット削減することでロングライドを笑顔でフィニッシュできるとしたらその後のキャンプも楽しくなると思いませんか?

ロードレーサーに置き換えると数ワットの削減で最後の直線に脚を残せたらどうなるかと言えば分かりやすいですね。

Derailleur cage stiffness and upper pulley diameter

柔らかい素材のものや、巨大なガイドプーリーは変速性能を下げると以前書きましたが、

荒れた路面上だと様々な方向にチェーンがたわんでケージはパスタのようにしなります。

そのような状態だとカラ変速やギアを飛ばした変速も起きやすく、最悪の場合リアディレイラーがホイールにダイブすることもあります。

柔らかいケージはただたわむだけでなく、たわんだ位置でキープすることも頭に入れておきましょう。

特に負荷が頻繁に変わるような走行下では、風でなびく車のアンテナのように柔軟さを見せます。

1x drivetrains and clutch derailleurs

多くのグラベルライダーがフロントシングルにワイドレンジのカセットを選びます。スラムのMTBコンポに端を発した人気の組み合わせです。

機構が単純で重量も削減できるのは魅力的ですね。

走行時にチェーンのバタつきを抑えるためにはクラッチ機構を搭載したディレイラーとチェーンのテンションを高めることが必要となります。

クラッチディレイラーと張りの強いチェーンは抵抗を生み出します。

それは実感できる程度の大きな抵抗になりビッグプーリーはその抵抗を相殺する効果があります。

Muddy gravel rides

一つ付け加えるとしたら、コロッサスは抵抗を減らすためにROADシールを標準装備しています。

ベアリングカバーは土埃を防ぐために複雑な構造で組まれているのでドライコンディションでは問題ありません。

しかし、ドライ環境のIRONMAN 70.3と雨天のダーティカンザでは求められる保護機能が異なります。

もしぬかるんだウェットコースを走ることが予想される場合、オフロード用のCROSSシールに交換してしまいましょう。

工作用カッターと2mmのアーレンキーがあれば簡単に交換作業が可能なので、いざというときのために工具箱に忍ばせるのも良いですね。

Kolossos does not discriminate

タイムトライアル、ロードレースそしてグラベルコロッサスは分け隔てなく機能が発揮できるように作られているので、

冒険を制限することなくあらゆるライドを楽しくする手助けをします。

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